革巻きいかご【底広、大・ヌメ】
サイズ: 縦30-31㎝×横37-38㎝×奥20-21㎝
(本体サイズ,持ち手+11−12㎝)
重さ:約530g
革巻きいかごには形やサイズ違いで3モデルございます。
(写真12-13枚目参照)
底部分の織り方、持ち手の革の付け方など
制作時期によって若干の仕様の違いがございます。
予めご了承下さいませ。
*色合いやサイズには個体差がございます。
*写真14 経年変化の表情 (向かって左から右へと徐々にお色が変わります)
*写真15-16 持ち手メンテナンス後の表情
*写真17-21 須浪享商店 須浪隆貴さん制作風景
岡山県倉敷市で1886年に創業された須浪享商店 5代目 須浪隆貴さんにサイズ感からご相談をしてテクラオリジナルとして制作して頂いている革巻きいかごです。
持ち手に革を巻くことで手や腕への当たりも優しく、温もり感じる佇まいになり、より季節を問わず楽しくお使い頂けると思います。
全体的に丸みを帯びたフォルムが優しい印象の底広タイプ。
その名の通り,定番のいかごよりもマチを広めに制作して頂くことで収納量が増え,置いた際にも安定感があります。
革巻きいかごの中で一番大きい物となる底広タイプの大サイズ。
現代の買い物籠のようなイメージであったり,男性の方にも普段から持ってみたいと思って頂けるようないかごを,そんな想いものせながらこのサイズ感で形作って頂いています。
実際に買い物へ行って感動したことは,大きなキャベツが丸っと一つ入った事。持ち運ぶ物に合わせて形が変わるしなやかさもいかごの魅力の一つです。
またい草の籠はとても軽くて持ち歩きの際のストレスも少ないので普段使いから旅先まで大活躍してくれる一品です。
ちなみに僕の経験上から一泊二日の出張の際の荷物にも対応できるサイズだなと思います。
かつてい草の一大産地であった岡山県南部地方。
その特産品としてい草の敷物 花筵を生産する際,用途に満たない短い い草を撚って縄にし,機で織り上げ形作られるい草の籠 いかごを多くの家庭で買い物籠として使われていた事を思うと,普段使いとして最適なこともうなずけます。日々暮らしの中で楽しくお使い頂けましたら幸いです。
-いかごの経年変化について-
お使いになる頻度や環境にもよりますが、当初見られる青みは少しずつ抜け、徐々に淡い茶色へとその色合いを変えていきます。
その時しか感じえない瑞々しい表情やその後変わりゆく表情の変化もお楽しみ頂けましたら幸いです。
-共に時間を重ねる上でのご注意点-
お使いになられない際は、風通しがよく乾燥した場所で保管して下さい。湿度の高い場所へ長期間置かれますとカビ等の原因になります。日々のお手入れとして定期的にホコリを払ってお使い下さい。
ーメンテナンスについてー
持ち手の付け根が外れる、縄を巻いている部分がほつれる等、お使い頂く中で一番傷みやすい箇所は持ち手部分になりますが、新しい持ち手に交換するなどメンテナンスが可能です。(その際、新しい持ち手と本体のお色に違いが出ます。写真15,16参照)
その他お使いになられる中でお困りの事がございましたらご相談下さい。